数理最適化
RTTにおいて、数理最適化の技法はレギュラーテンペラメントの「誤差の小さい」チューニングを求めるために使われている。
レギュラーテンペラメントはマッピングまたはコンマ基底によって定義される。これはチューニングを特定するような情報を含んでいない。このテンペラメントを調律するには、tuning map (en) を定義する、つまり各ジェネレーターのサイズを決定しなければならない。ではそれらはどうあるべきなのか? 一般的に、テンペラメントは純正律を近似するものである。どうチューニングしてもいくつかの音程には不可避的に誤差が導入される(そもそも別々の純正音程をひとつの音程にしなければならないという無茶をやろうとしているのだ)。テンパーの肝は妥協にあり――関心のある音程の総合誤差が最小になるようなスイートスポットを見つけること、これにより元の純正律の和声をできるだけ保つようにする。
分類
大まかに言うと、態度がだいぶ違う2種類のチューニング方法がある。
- ノルム最適化は、形式的素数(純正律サブグループの基底のこと; 素数中心主義な呼び方)だけではなく全ての音程(無限個)を対象とする、というていで、音程の誤差を音程の複雑度で割ったものを考えることにすることにより結局簡単な音程しか考える必要がなくなるという詐欺的教条主義チューニングメソッドである。
- ターゲット最適化は、自由に作曲者が望んだいくつかの音程だけの総合誤差を小さくする。望まれる音程は大体簡単な音程であり、格子のより外側の音程は無関係なものとして無視される。
本項目ではノルム最適化の細かい分類について述べる。ターゲット最適化についてはtarget tuning (en) を参照のこと。