利用者:Dummy index/翻訳ノート

提供: Xenharmonic Wiki
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  • 「音律」:音程の関係のルール。純正律のように有理数そのままなものもミーントーンのように人工的なものも含む。Wikipediaもそう言っている。
  • 「調律」:周波数比を決定することと、実際の楽器を調整すること。英語でも両方ともtuningである。
    • ピタゴラスはチューニングと呼ばれていて、確かに音律でもあるし調律でもある。だから純正律だって調律でもある。だがテンパーしてないからテンペラメントではない。
    • just intonationが純正律ではなく純正音程(just interval)を指しているケース…いや純正音程一般(「純正音程ならどれでも」)をさす目的であえてjust intonationを使っているっぽい。
    • テンペラメントは音組織から音組織への写像だから、ミーントーンテンペラメントをETにマッピングする、と書くと写像を写像にメタ写像する?みたいに多分よくない表現になる。…あっ、これこそ音律の出番だ。音律は音組織自身であって、JIからの写像を含まない意味で使っても問題ない。
  • EDO vs ET:p-リミット純正律からテンパーして作った(純正律とEDOの間にマッピングを作った)のがETで、単なる特定の周波数比の積み重ねがEDO(/EDn/APS)。だけれどEDOで両方をさすように使われがち。日本語では平均律としか言いようがない…?
    • EDOはチューニングであるという見解もあり。たしかに前提何もなしで周波数比が決定されただけといえばそうかも。(そうなると8ve stretchは異なるチューニングである、EDOのページにあるけど実際にはETのページだから一緒に書かれているだけ)
    • EDO tuning:テンペラメントのジェネレーターを何らかのEDOに合わせればそのEDOですべての音程が弾けるようになるので、移調が簡単だったりいきなりほかのテンペラメントに切り替えたりできる。平均律チューニングと訳そう。
    • じゃあ純粋なEDOも改めて平均律チューニングと呼んでしまおう。Stretched tuningはストレッチチューニングでよさそうだが、オクターブがストレッチされた~はかっこ悪いので伸長/伸縮などを…
  • 「オクターブの均等な分割」:EDOのSteinbergによる直訳。
  • "an abelian group representing the notes of the temperament":いちいち長いので短い名前が欲しい。
  • saturation
    • 「飽和」と訳している例?:wikipedia:ja:積閉集合
    • Mathematical theory of saturationによればつまり、JI subgroupをtempered intervalの群に写像するにあたって技術的に必要な、GC-vectorの群があって、tempered intervalの群はそれの部分群なのだけれど、群から見て部分群が飛び飛びである、ことを群と部分群との関係を表す用語で説明している。torsion/contorsionはどれかがwikipedia:ja:ねじれ群だということではなく?割るとねじれ群を生みかねない状況だみたいなことを言っている?wikipedia:ja:群の表現
    • 双対的な説明が迂遠に感じたので、マッピングに絞ってどういう実際問題かを説明してみた→[1]
      • domainが違えば違うtemperamentなんだから、saturatedならsurjectiveってことで。
    • 何かに対して何かが密じゃないという部分では同じだけれど、理論の中での位置が違うのでtortion/contorsionとペアにするのはぴんと来ない。(いやco-とかと違ってcon-はペアじゃないのかも)
    • わざと増やした場合じゃないならenfactoredって言うの抵抗がある。でもdefactorしない理由もあまりない。
  • Regular temperamentのinterpret:
    • 「解釈する」…解釈した結果のほうが多義的なのは自分的には「解釈」の本義から外れている気がする。独自解釈?超訳?
    • 「言い換える」が近いかも。
    • とりあえず「変換する」(convert/translate/transform)で「別なものになる」ニュアンスが伝わるかなと。
Glossary
Japanese English Remarks
音高 note / pitch 音の高さ。単一の正弦波ならその周波数。
音程 interval / dyad / ratio 2音の高さの差。周波数比。だが必ずしもセント値にできるとは限らない。
音律 tuning system / tonal system 音程の関係のルール。純正律のように有理数そのままなものもミーントーンのように人工的なもの(さらに周波数比が未決定のもの)も含む。
RTTでの対応物は…どうしてもmapped interval「の空間」などと補わないとしっくりこない。
JIそのままでもJIとの対応が全くなくても音律と言って違和感はない。
調律 tuning (一般) 実際の楽器を調整すること。
(RTT) 音律の音程の周波数比を決定すること。
テンペラメント temperament

(RTT) 純正音程をテンパーされた音程にマップする写像。 狭義的には"temper"という動詞そのもので、純正音程を同じ純正音程にマップするのは何もテンパーしていない(というより恒等写像がおよそ動詞としてはナンセンスな)のでテンペラメントと呼びたくない雰囲気がある。

純正律 Just intonation / 5-limit JI (一般) 主要3和音の5度と3度を純正にすることを優先すること。
(RTT) 5リミットの範囲内の純正音程からなる空間。
"律"は音律か調律か不明。音程の関係のルールなので音律だし、周波数比まで定まっているので調律でもある。
ピタゴラス音律 Pythagorean tuning / 3-limit JI (一般) 純正な完全5度を11回積み上げること。
(RTT) 3リミットの範囲内の純正音程からなる空間。
音律でもあり調律でもある。
ミーントーン / 中全音律 meantone temperament 大全音と小全音を平均化してしまいます→全音2個で長3度になります→完全5度4個で長3度になります。
「中全音-律」なので音律と自称しているわけではない。この条件だけでは周波数比が定まらないので調律ではない。
1/4コンマ中全音律 quarter-comma meantone 中全音律で、さらに長3度を純正にするという条件を付ける→周波数比が定まる。
調律である。音律としては中全音律である。
12平均律 12-tone equal temperament 中全音律で、実はすべての~~が等しいという条件を付ける→周波数比が定まる。
調律である。等しい関係が増えたので音律としても新しいものである。
ダイアトニック / 全音階 diatonic scale 周波数比を知らずにCDEFGABで作曲していけないことはない。
12edo / 12平均律 12edo 周波数比を知らずに半音の数で作曲していけないことはない。