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素因数分解 31(素数)
音程 38.7097¢ 
完全五度 18\31 (696.774¢)
半音比 (A1:m2) 2:3 (77.42¢ : 116.1¢)
一貫限度 11
厳密一貫限度 7
特異性

31平均律 (31 Equal temperament)は、31-TET, 31-EDO, 31-ET とも略称され、オクターヴを31段の等間隔なステップ(等しい周波数比)に分割することにより得られる音律である。各ステップは周波数比 [math]\displaystyle{ 2^{\frac{1}{31}} }[/math]( [math]\displaystyle{ \sqrt[31]{2} }[/math] )、または 1200/31 ≈ 38.70967742 セントである。

理論

29平均律の後であり、37平均律の前に位置する、8番目の素数平均律である。

オクターヴの31段への分割は、レッサー・ディエシス(オクターブと3重の長3度の比、128:125 あるいは 約41.059セント) は、ほぼ全音の1/5、あるいは半音の1/3である、というルネッサンス音楽理論から自然に起こった。

1666年に Lemme Rossi が最初にこの平均律を提案し、その後まもなく、独自にそれを発見した有名な科学者クリスティアーン・ホイヘンスがこれに関し記述した。

この時代の標準的な調律のシステムが、5度が 51/4 の周波数比に調整される1/4コンマ中全音律であったが、31平均律はそれよりもわずかに約0.196セント広いだけの約696.774セントの音程を持つ。

ホイヘンスは、31平均律が7リミット和声の素晴らしい近似を提供することに注目した。このことは当時先進的な洞察であった。

20世紀に至り、物理学者であり音楽理論家・作曲家でもある Adriaan Fokker は、ホイヘンスの著述を読み、この調律システムに対する関心の復活を導いた。

素数倍音

31EDOにおける素数倍音の近似
倍音 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31
誤差 絶対 (¢) +0.0 -5.2 +0.8 -1.1 -9.4 +11.1 +11.2 +12.2 -8.9 +15.6 +16.3
相対 (%) +0.0 -13.4 +2.0 -2.8 -24.2 +28.6 +28.9 +31.4 -23.0 +40.3 +42.0
ステップ
(reduced)
31
(0)
49
(18)
72
(10)
87
(25)
107
(14)
115
(22)
127
(3)
132
(8)
140
(16)
151
(27)
154
(30)

31平均律の音程と近似値

主な純正音程との対応は以下のようになる。

段数 cent DMS 音程名 純正比 純正
(cent)
error
(cent)
0 0.000 0.000 同度 1/1 0.000 0.000
1 38.710 11.613 半増1度 49/48
45/44
35.697
38.906
+3.013
−0.196
2 77.419 23.226 半音階的半音 25/24
22/21
21/20
70.672
80.537
84.467
+6.747
−3.118
−7.048
3 116.129 34.839 全音階的半音 16/15
15/14
111.731
119.443
+4.398
−3.314
4 154.839 46.452 中立2度 12/11 150.637 +4.202
5 193.548 58.065 全音 10/9
9/8
182.404
203.910
+11.145
−10.362
6 232.258 69.677 Supermajor second 8/7 231.174 +1.084
7 270.968 81.290 Subminor third 7/6 266.871 +4.097
8 309.677 92.903 短3度 6/5 315.641 −5.964
9 348.387 104.516 中立3度 11/9 347.408 +0.979
10 387.097 116.129 長3度 5/4 386.314 +0.783
11 425.806 127.742 Supermajor third 14/11
9/7
417.508
435.084
+8.298
−9.278
12 464.516 139.355 半減4度 13/10
21/16
454.214
470.781
+10.302
−6.265
13 503.226 150.968 完全4度 4/3 498.045 +5.181
14 541.935 162.581 半増4度 15/11
11/8
536.951
551.318
+4.985
−9.382
15 580.645 174.194 狭い三全音 7/5 582.512 −1.867
16 619.355 185.806 広い三全音 10/7 617.488 +1.867
17 658.065 197.419 半減5度 16/11
22/15
648.682
663.049
+9.382
−4.985
18 696.774 209.032 完全5度 3/2 701.955 −5.181
19 735.484 220.645 半増5度 32/21
20/13
729.219
745.786
+6.265
−10.302
20 774.194 232.258 Subminor sixth 14/9
11/7
764.916
782.492
+9.278
−8.298
21 812.903 243.871 短6度 8/5 813.686 −0.783
22 851.613 255.484 中立6度 18/11 852.592 −0.979
23 890.323 267.097 長6度 5/3 884.359 +5.964
24 929.032 278.710 Supermajor sixth 12/7 933.129 −4.097
25 967.742 290.323 Subminor seventh 7/4 968.826 −1.084
26 1006.452 301.935 短7度 16/9
9/5
996.090
1017.596
+10.362
−11.145
27 1045.161 313.548 中立7度 11/6 1049.363 −4.202
28 1083.871 325.161 長7度 15/8 1088.269 −4.398
29 1122.581 336.774 減8度 21/11 1119.463 +3.118
30 1161.290 348.387 半減8度
31 1200.000 360.000 オクターヴ 2/1 1200.000 0.000

他のテンペラメントの近似として

31平均律の最も際立った特徴は、ほとんど純正な長3度と、完全4度、そして短3度をもつことであり、その誤差は6セントより狭い。ミーントーンテンペラメントとしてもよいチューニングである。31平均律はまた、Miracle テンペラメントとしても適している。

拡大されたハーモニーとして

31平均律はより一層12平均律より協和するハーモニーを提供する。

音程とリニアーテンペラメント

31は素数であるため、31平均律が受けもつすべてのランク2テンペラメントは1オクターブ1ピリオドである。それゆえ、それぞれの線形テンペラメントはジェネレーター (generator)として特定の音程に対応付けられる。

31平均律で緩和されるコンマ

31平均律を 31 49 72 87 107 115 127 132] ヴァルとみなした時、以下のコンマを緩和する。

Comma Value (Cents) Name
81/80 21.506 シントニックコンマ
(syntonic comma)
393216/390625 11.445 ヴィルシュミット・コンマ
(Würschmidt comma)
1990656/1953125 32.952 ヴァレンタイン・コンマ
(valentine comma)
2109375/2097152 10.061 セミコンマ
(semicomma)
126/125 13.795 Starling comma
225/224 7.7115 Marvel comma
1029/1024 8.4327 gamelisma
1728/1715 13.074 orwellisma
2401/2400 0.7212 breedsma
99/98 17.576 mothwellsma
121/120 14.367 biyatisma
176/175 9.8646 valinorsma
243/242 7.1391 rastma
385/384 4.5026 keenanisma
441/440 3.9302 werckisma
540/539 3.2090 swetisma
66/65 26.432 winmeanma
105/104 16.567 animist
144/143 12.064 grossma
196/195 8.8554 mynucuma
275/273 12.637 gassorma
351/350 4.9393 ratwolfsma

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