「31平均律」の版間の差分
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1666年に[https://en.wikipedia.org/wiki/Lemme_Rossi レメ・ロッシ]が自著(''Sistema musico, ouero Musica speculativa doue SI spiegano i più celebri sistemi di tutti i tre generi'')の中において最初にこの平均律を提案し、その後まもなく、独自にそれを発見した有名な科学者[[wiki:クリスティアーン・ホイヘンス|クリスティアーン・ホイヘンス]]がこれに関し記述した。 | 1666年に[https://en.wikipedia.org/wiki/Lemme_Rossi レメ・ロッシ]が自著(''Sistema musico, ouero Musica speculativa doue SI spiegano i più celebri sistemi di tutti i tre generi'')の中において最初にこの平均律を提案し、その後まもなく、独自にそれを発見した有名な科学者[[wiki:クリスティアーン・ホイヘンス|クリスティアーン・ホイヘンス]]がこれに関し記述した。 | ||
この時代の標準的な調律のシステムが、5度が <math>5^{1/4}</math> の周波数比に調整される[[1/4- | この時代の標準的な調律のシステムが、5度が <math>5^{1/4}</math> の周波数比に調整される[[1/4-コンマ中全音律|1/4コンマ中全音律]]であったが、31平均律はそれよりもわずかに約0.196セント広いだけの約696.774セントの音程を持つ。 | ||
ホイヘンスは、31平均律が[[7リミット]]和声の素晴らしい近似を提供することに注目した。このことは当時先進的な洞察であった。 | ホイヘンスは、31平均律が[[7リミット]]和声の素晴らしい近似を提供することに注目した。このことは当時先進的な洞察であった。 | ||
20世紀に至り、物理学者であり音楽理論家・作曲家でもある Adriaan Fokker | 20世紀に至り、物理学者であり音楽理論家・作曲家でもある Adriaan Fokker は、ホイヘンスの著述を読み、この調律システムに対する関心の復活を導いた。彼は1951年にオランダのハールレムにあるテイラー博物館に31平均律オルガンを設置した。現在オルガンはアムステルダムの[https://www.muziekgebouw.nl/nl/fokker-orgel-x5l6 アイ湾音楽堂]に移設されている。 | ||
==理論== | ==理論== | ||
[[ | 31平均律の完全5度は純正な 3/2 より 5.2¢低い。したがって、Meantone にふさわしい。長3度については純正な 5/4 よりたった0.78¢高いだけであり、[[1/4-コンマミーントーン|1/4コンマ中全音律]]よりわずかに高い程度である。31平均律の 7/4 の近似値についても1.08低い程度で、純正に極めて近い。したがって 5/4 と 7/4 がほぼ純正に近いことから、31平均律は 7-limit において比較的正確である。多くの7-limit 純正の音階は31平均律でよく近似される(当然ながら平均律化を施して)。 | ||
素数11は精度がやや低く、11/8 のような音程は約9セントずれる。しかし 11/9 や 11/6 のような音程は誤差が相殺されるため非常に良く近似される。この特性により31平均律は 11-limit の音階(特に 11-odd-limit )の旋律的近似として非常に効率的だが、 9/7 と 14/11 、 11/8 と 15/11 などを混同する。また、 15-odd-limit のほとんどの音程を[[一貫性|一貫]]して[[マップされた音程|マップする]]が、例外は13/9、13/11、およびそれらの[[オクターブ補完音程]]である。 | |||
31平均律が特に正確である他の点として、7、9、11の odd- limit において[[ペッパーの曖昧さ]]([[:en:Pepper_ambiguity|英語版]])における記録を象徴し、一貫性を保っていることが挙げられる。また厳密な[[リーマンゼータ関数と調律#ゼータ平均律の表|ゼータ平均律]]([[:en:The_Riemann_zeta_function_and_tuning|英語版]])でもあり、ゼータピーク、ゼータピーク整数、ゼータ積分、ゼータギャップ平均律を同時に満たす。 | |||
31平均律のの1単位音程(約38.7¢)は「ディエシス」(diesis)と呼ばれる。これは12平均律で[[テンパーアウト|緩和]]される複数の音程のことについて言う。(特に 128/125 と 648/625 )。ディエシスは31edoを特徴づける音であり、音階に直接現れない場合でも、類似した大きさの2つ以上の音程差として頻繁に現れる。 | |||
===素数倍音=== | ===素数倍音=== | ||
{{harmonics in equal|31}} | {{harmonics in equal|31}} | ||
=== 他のテンペラメントとしての音律 === | |||
31平均律は、Meantone 以外にも、[[:en:Mohajira|mohajira]] 、[[:en:Mothra|mothra]] 、そして最適とは言えない[[:en:Miracle|Miracle]] や [[:en:Valentine|valentine]] のテンペラメントにも使用できる。これらの音律は、31平均律の5度音程(18ディエシス)を2、3、6、9等分する。mohajira とその代替(migration)は31平均律において統合され、一つのステムの中で、ほぼ最適な11-limit-meantoneの構造を形成する。実際、31平均律は、81/ 80、99/ 98、121/120、126 / 125を緩和する唯一の音律として定義できます。 | |||
31平均律は、完全12度音程を7等分し、7/6に近似する音程を得るという、[[:en:Orwell|orwell]] も[[サポート]]([[:en:Support|英語版]])している。また、31平均律がサポートする注目すべき音律として、3度音程を5つの異なる音程(縮3度、短3度、中立3度、長3度、拡3度、すなわちそれぞれ 7/6 、6/5 、 11/9~16/13 、 5 /4 、 9/7 )に分割する[[:en:Myna|myna]]もサポートしている。 | |||
=== サブセットとスーパーセット === | |||
31平均律は11番目の素数平均律であり、29平均律の次、37平均律の前に位置する。31平均律には非自明な部分集合のオクターブ等分音律は含まれないが、31ed4が含まれる。31平均律の2倍である62平均律は、音律を13、17、19-limit で拡張する別の方法を提供する。 | |||
==純正音程近似== | ==純正音程近似== | ||