14平均律

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素因数分解 2 × 7
音程 85.7143¢ 
完全五度 8\14 (685.714¢) (→4\7)
半音比 (A1:m2) 0:2 (0¢ : 171.4¢)
一貫限度 3
厳密一貫限度 3

理論

素数倍音

14EDOにおける素数倍音の近似
倍音 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31
誤差 絶対 (¢) +0.0 -16.2 +42.3 -26.0 -37.0 +16.6 -19.2 -40.4 -28.3 -1.0 -30.7
相対 (%) +0.0 -18.9 +49.3 -30.3 -43.2 +19.4 -22.4 -47.1 -33.0 -1.2 -35.9
ステップ
(reduced)
14
(0)
22
(8)
33
(5)
39
(11)
48
(6)
52
(10)
57
(1)
59
(3)
63
(7)
68
(12)
69
(13)

純正音程近似

純正音程のマッピング

以下の表は、14平均律で15奇数リミット音程がどのように表されるかを示している。素数倍音は太字で、非一貫的な音程は斜体で示す。

14平均律内の15奇数リミット音程(直接近似, 一貫性の無いものも含む)
音程と補音程 誤差 (絶対, ¢) 誤差 (相対, %)
1/1, 2/1 0.000 0.0
11/9, 18/11 4.551 5.3
11/10, 20/11 6.424 7.5
9/7, 14/9 6.513 7.6
15/13, 26/15 9.402 11.0
7/6, 12/7 9.728 11.3
9/5, 10/9 10.975 12.8
11/7, 14/11 11.063 12.9
3/2, 4/3 16.241 18.9
13/8, 16/13 16.615 19.4
7/5, 10/7 17.488 20.4
11/6, 12/11 20.792 24.3
15/11, 22/15 22.665 26.4
13/10, 20/13 25.643 29.9
7/4, 8/7 25.969 30.3
15/8, 16/15 26.017 30.4
5/3, 6/5 27.216 31.8
13/11, 22/13 32.067 37.4
9/8, 16/9 32.481 37.9
13/12, 24/13 32.856 38.3
15/14, 28/15 33.729 39.3
13/9, 18/13 36.618 42.7
11/8, 16/11 37.032 43.2
5/4, 8/5 42.258 49.3
13/7, 14/13 42.584 49.7
14平均律内の15奇数リミット音程(パテントヴァルによるマッピング)
音程と補音程 誤差 (絶対, ¢) 誤差 (相対, %)
1/1, 2/1 0.000 0.0
11/9, 18/11 4.551 5.3
9/7, 14/9 6.513 7.6
15/13, 26/15 9.402 11.0
7/6, 12/7 9.728 11.3
11/7, 14/11 11.063 12.9
3/2, 4/3 16.241 18.9
13/8, 16/13 16.615 19.4
11/6, 12/11 20.792 24.3
13/10, 20/13 25.643 29.9
7/4, 8/7 25.969 30.3
15/8, 16/15 26.017 30.4
9/8, 16/9 32.481 37.9
13/12, 24/13 32.856 38.3
11/8, 16/11 37.032 43.2
5/4, 8/5 42.258 49.3
13/7, 14/13 42.584 49.7
13/9, 18/13 49.097 57.3
15/14, 28/15 51.986 60.7
13/11, 22/13 53.647 62.6
5/3, 6/5 58.498 68.2
15/11, 22/15 63.049 73.6
7/5, 10/7 68.226 79.6
9/5, 10/9 74.739 87.2
11/10, 20/11 79.290 92.5

14平均律の音程と近似値

各周波数比の大きさが16以内で表現される純正音程は以下のようになる。これはedjirulerを用いて、[number of equal divisions=14, interval of equivalence=2, integer limit=16, threshold of JI pitch inclusion=0.25]というパラメータで生成したものである。

EDO interval cent DMS The "neighborhood" of JI Japanese name ratio diff cent cent diff DMS DMS
14 0 0.00 0.00
1 85.71 25.71
2 171.43 51.43 3/4-tone, undecimal neutral second 3/4全音、11リミットの中立的な2度 12/11 20.79 150.64 6.24 45.19
2 171.43 51.43 4/5-tone, Ptolemy's second 4/5全音、プトレマイオスの2度 11/10 6.42 165.00 1.93 49.50
2 171.43 51.43 minor whole tone 小全音 10/9 -10.98 182.40 -3.29 54.72
3 257.14 77.14 tridecimal 5/4-tone 13リミットの5/4全音 15/13 9.40 247.74 2.82 74.32
3 257.14 77.14 septimal minor third 7リミットの短3度 7/6 -9.73 266.87 -2.92 80.06
4 342.86 102.86 undecimal neutral third 11リミットの中立3度 11/9 -4.55 347.41 -1.37 104.22
4 342.86 102.86 tridecimal neutral third 13リミットの中立3度 16/13 -16.62 359.47 -4.98 107.84
5 428.57 128.57 undecimal diminished fourth or major third 11リミットの減4度または長3度 14/11 11.06 417.51 3.32 125.25
5 428.57 128.57 septimal major third, BP third 7リミットの長3度、ボーレン・ピアスの3度 9/7 -6.51 435.08 -1.95 130.53
6 514.29 154.29 perfect fourth 完全4度 4/3 16.24 498.04 4.87 149.41
7 600.00 180.00 septimal or Huygens' tritone, BP fourth 7リミットまたはヒュイゲンの3全音、ボーレン・ピアスの4度 7/5 17.49 582.51 5.25 174.75
7 600.00 180.00 Euler's tritone レオンハルト・オイラーの3全音 10/7 -17.49 617.49 -5.25 185.25
8 685.71 205.71 perfect fifth 完全5度 3/2 -16.24 701.96 -4.87 210.59
9 771.43 231.43 septimal minor sixth 7リミットの長6度 14/9 6.51 764.92 1.95 229.47
9 771.43 231.43 undecimal augmented fifth 11リミットの増5度 11/7 -11.06 782.49 -3.32 234.75
10 857.14 257.14 tridecimal neutral sixth 13リミットの中立6度 13/8 16.62 840.53 4.98 252.16
11 942.86 282.86 septimal major sixth 7リミットの長6度 12/7 9.73 933.13 2.92 279.94
12 1028.57 308.57 just minor seventh, BP seventh 純正短7度、ボーレン・ピアスの7度 9/5 10.98 1017.60 3.29 305.28
12 1028.57 308.57 21/4-tone, undecimal neutral seventh 21/4全音、11リミットの中立7度 11/6 -20.79 1049.36 -6.24 314.81
13 1114.29 334.29
14 1200.00 360.00

ランク2テンペラメント

悪い14平均律ランク2テンペラメントのリスト

ハーモニー

14平均律の特徴は、5:7:9:11:17:19を除いて低いリミットのJIアプローチを探すことには向いていないということである。しかしながら、7/5、7/6、9/7、10/7、10/9、11/7、11/9、そして11/10は近似であると認識することができる。もし14平均律がこれらの近似であると認識できるのであれば、高い損傷を負い本ページ最後のコンマのリストをテンパーアウトする11リミットテンペラメントは、複雑ではなく、シンプルなテンペラメントであるという結論になるだろう。

14平均律は非常にわずかなゼンハーモニックアピールを持ち、これは17平均律に似ている。これは12TETでは通常2つであるのに対し、3つのタイプの3度と3つのタイプの6度を持つためである。14平均律はまた4度と5度と認識できるものも持つため、これは音を足すのではない、3和音の響きの代わりの探求によい。5L4sのトライアド・リッチ9音MOS音階をもち、そこで9音のうち7音がサブマイナー、スーパーメジャー、中立3和音のためのトニックをもつ。

記譜法

Ivor Darreg (en) がこの記事を書いた。

14音階は、7音平均律の音に加え、通常のシャープとフラットを使うという新しい状況を提供する。このことは7音の5度圏(明らかに歪んでいるが)がすでにF C G D A E Bというように記譜され名づけられているため、混同してしまうようなミスリードを引き起こしそうである。しかし14音の5度圏は存在しない。そこには単純に、7つの5度が円の中に交わることなく2セット存在する。したがってBb、B、またはBナチュラルとFシャープのようなものは、14音システム音程の中では5度では「ない」のだろう。B Fのような音も、7や14の中ではCGやAEが引き起こすようなとても歪んだ5度の響きがする。私たちが提案するのは新しい14音の呼び方であり、F* C* G* D* A* E* B*という7つのセットを2つ目とすることである。アスタリスクは5線譜に書きたいと思うような、望むものでよく、矢印などでもよい。

下の図はTútim Dennsuul Wafiil (en) によって作成されたものであり、提案されたものと同じ推薦される「スタンダード・ノーテーション」である。

Ciclo_Tetradecafonía.png
Intervallic Cycle of 14 steps Equal per Octave

イメージ

14edo wheel.png

コンマをなだらかにする

14平均律のヴァル14 22 33 39 48 52] とみなした時、次のリストのコンマをテンパーアウトする。

Comma Monzo Value (Cents) Name 1 Name 2
2187/2048 -11 7 > 113.69 Apotome
2048/2025 11 -4 -2 > 19.55 Diaschisma
36/35 2 2 -1 -1 > 48.77 Septimal Quarter Tone
49/48 -4 -1 0 2 > 35.70 Slendro Diesis
1728/1715 6 3 -1 -3 > 13.07 Orwellisma Orwell Comma
10976/10935 5 -7 -1 3 > 6.48 Hemimage
47 -7 -7 -7 > 0.34 Akjaysma 5\7 Octave Comma
99/98 -1 2 0 -2 1 > 17.58 Mothwellsma
243/242 -1 5 0 0 -2 > 7.14 Rastma
385/384 -7 -1 1 1 1 > 4.50 Keenanisma
91/90 -1 -2 -1 1 0 1 > 19.13 Superleap
676/675 2 -3 -2 0 0 2 > 2.56 Parizeksma

モード

6 6 2 - MOS of 2L1s

5 5 4 - MOS of 2L1s

5 4 5 - MOS of 2L1s

4 4 4 2 - MOS of 3L1s

4 2 4 4 - MOS of 3L1s

4 1 4 4 1 - MOS of 3L2s

4 1 4 1 4 - MOS of 3L2s

3 3 3 3 2 - MOS of 4L1s

3 2 3 3 3 - MOS of 4L1s

3 2 2 2 2 3 - MOS of 2L4s

2 2 3 2 2 3 - MOS of 2L4s

3 3 1 3 3 1 - MOS of 4L2s

3 1 3 3 1 3 - MOS of 4L2s

3 1 3 1 3 3 - MOS of 4L2s

2 2 2 2 2 2 2 = 7edo

2 2 1 2 2 2 2 1 - MOS of 6L2s

2 2 2 1 2 2 2 1 - MOS of 6L2s

2 2 2 2 1 2 2 1 - MOS of 6L2s

2 1 2 2 1 2 2 2 - MOS of 6L2s

2 1 2 1 2 1 2 1 2 - MOS of 5L4s

2 1 2 1 2 1 2 2 1 - MOS of 5L4s

2 1 2 1 2 2 1 2 1 - MOS of 5L4s

2 1 1 2 1 2 1 1 2 1 - MOS of 4L6s

2 1 1 1 2 1 1 2 1 1 1 - MOS of 3L8s

1 1 2 1 1 1 2 1 1 1 2 - MOS of 3L8s

Libro_Tetradecafónico.PNG

  • Sword, Ron. "Tetradecaphonic Scales for Guitar" IAAA Press. First Ed: June 2009.