「5平均律」の版間の差分
編集の要約なし |
Tessyrrh1016 (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
||
| 7行目: | 7行目: | ||
{{Infobox ET}} | {{Infobox ET}} | ||
=各音の間隔が均等な 5 音= | ==各音の間隔が均等な 5 音== | ||
5平均律は 1200 [[セント]]のオクターブを 5 つに均等分割したものであり、最小音程は正確に 240セントで、その振動比率は2のルート5である。5平均律は[[2平均律|2平均律]]と[[3平均律|3平均律]]につぐ3番目の[[素数]]の平均律となる。最も大切なことは、5平均律は異質な響き(ゼンハーモニック、xenharmonic)の音程を含む最小[[平均律]]だということである。1・2・3・4平均律はどれも[[12平均律]]の子グループ となる。 | 5平均律は 1200 [[セント]]のオクターブを 5 つに均等分割したものであり、最小音程は正確に 240セントで、その振動比率は2のルート5である。5平均律は[[2平均律|2平均律]]と[[3平均律|3平均律]]につぐ3番目の[[素数]]の平均律となる。最も大切なことは、5平均律は異質な響き(ゼンハーモニック、xenharmonic)の音程を含む最小[[平均律]]だということである。1・2・3・4平均律はどれも[[12平均律]]の子グループ となる。 | ||
=5平均律音階の音を聴く= | ==5平均律音階の音を聴く== | ||
音楽家にとって、5平均律は異質な響きの音の経験をするのにあたり、代わりの利かない重要なものである。Wikipedia、または Wikimedia Commons で活動する Hyacinth という著者は、たくさんのゼンハーモニック MIDI と、それらを自由に改変してよい寛大な著作権思想を持っている。以下に示すものは 5 平均律の MIDI である。 | 音楽家にとって、5平均律は異質な響きの音の経験をするのにあたり、代わりの利かない重要なものである。Wikipedia、または Wikimedia Commons で活動する Hyacinth という著者は、たくさんのゼンハーモニック MIDI と、それらを自由に改変してよい寛大な著作権思想を持っている。以下に示すものは 5 平均律の MIDI である。 | ||
[http://commons.wikimedia.org/wiki/File:5-tet_scale_on_C.mid http://commons.wikimedia.org/wiki/File:5-tet_scale_on_C.mid] | [http://commons.wikimedia.org/wiki/File:5-tet_scale_on_C.mid http://commons.wikimedia.org/wiki/File:5-tet_scale_on_C.mid] | ||
=5 平均律の音程と近似値= | ==5 平均律の音程と近似値== | ||
<span style="background-color: #ffffff; font-family: 'MS 明朝',serif; font-size: 10.5pt;">英語版</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: Century,serif; font-size: 14px;">Xenharmonic wiki</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: 'MS 明朝',serif; font-size: 10.5pt;">で示されている音程と、各周波数比の大きさが</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: Century,serif; font-size: 10.5pt;">16</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: 'MS 明朝',serif; font-size: 10.5pt;">以内で表現される純正音程は以下のようになる。</span>英語版で示されているものは主に、特徴的な音程と近似純正音程である。近似純正音程は各パラメータの数を上げればほぼ無限に生成される。その点原文の近似純正音程は適度に各パラメータが下げられているため、まとめることには大きな意義があると考えられる。 | <span style="background-color: #ffffff; font-family: 'MS 明朝',serif; font-size: 10.5pt;">英語版</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: Century,serif; font-size: 14px;">Xenharmonic wiki</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: 'MS 明朝',serif; font-size: 10.5pt;">で示されている音程と、各周波数比の大きさが</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: Century,serif; font-size: 10.5pt;">16</span><span style="background-color: #ffffff; font-family: 'MS 明朝',serif; font-size: 10.5pt;">以内で表現される純正音程は以下のようになる。</span>英語版で示されているものは主に、特徴的な音程と近似純正音程である。近似純正音程は各パラメータの数を上げればほぼ無限に生成される。その点原文の近似純正音程は適度に各パラメータが下げられているため、まとめることには大きな意義があると考えられる。 | ||
| 303行目: | 303行目: | ||
<ul><li>基数からして、5 平均律はほかの[[ペンタトニック]]スケールと関係がある。とりわけたくさんの[[スレンドロ]]の音に近い。スレンドロとはインドネシアのガムラン音楽における調律の一種である。</li><li>「5 度」の音程サイズに関する興味のため、たくさんの[[オクターブではない]] 5 平均律の「拡大解釈の姉妹」がある (4/3 の平方根・3/2 の立方根・3 の 8 乗根など)。</li><li>同様の理由で、たくさんの「円形の姉妹」がある。たとえば「大きな 5 度(50/33)」で 5度連鎖を作ることが可能だ。それは(50/33)^5=7.985099 という計算ができるため、およそ 3 オクターブと 3.227 セントのフラットで終結する。3 オクターブは、根音に対し 8 倍(2^3)の音である。</li></ul> | <ul><li>基数からして、5 平均律はほかの[[ペンタトニック]]スケールと関係がある。とりわけたくさんの[[スレンドロ]]の音に近い。スレンドロとはインドネシアのガムラン音楽における調律の一種である。</li><li>「5 度」の音程サイズに関する興味のため、たくさんの[[オクターブではない]] 5 平均律の「拡大解釈の姉妹」がある (4/3 の平方根・3/2 の立方根・3 の 8 乗根など)。</li><li>同様の理由で、たくさんの「円形の姉妹」がある。たとえば「大きな 5 度(50/33)」で 5度連鎖を作ることが可能だ。それは(50/33)^5=7.985099 という計算ができるため、およそ 3 オクターブと 3.227 セントのフラットで終結する。3 オクターブは、根音に対し 8 倍(2^3)の音である。</li></ul> | ||
=円分割= | ==円分割== | ||
5 は素数なので、5 平均律は子グループの平均律(sub-edos)をもたない。単純な円だけである。5 平均律の 1 ステップの円、2、3、4 ステップの円ができる。 | 5 は素数なので、5 平均律は子グループの平均律(sub-edos)をもたない。単純な円だけである。5 平均律の 1 ステップの円、2、3、4 ステップの円ができる。 | ||
| 314行目: | 314行目: | ||
Cycle of sevenths: 0-4-3-2-1-0 | Cycle of sevenths: 0-4-3-2-1-0 | ||
=記譜法= | ==記譜法== | ||
<ul><li>Reinhard のセント記譜</li><li>Sagittal:E=F、B=C がエンハーモニックスの、5 線譜を使用した自然な記譜</li><li>最高音とベースラインがハイブリットの 4 線譜</li></ul> | <ul><li>Reinhard のセント記譜</li><li>Sagittal:E=F、B=C がエンハーモニックスの、5 線譜を使用した自然な記譜</li><li>最高音とベースラインがハイブリットの 4 線譜</li></ul> | ||
=ハーモニー= | ==ハーモニー== | ||
5 平均律は強く協和するものも、著しく不協和になるものも存在しない。5 平均律の単位音程である 240 セントの音程は長 2 度と短 3 度の役割を兼ねる。そしてまた、960 セントの音程は長 6 度と短 7度の役割を兼ねる。4 度音程は 4:3 の純正音程から約 18 セント狭くされている。それはいくぶん「乾いた」音程として認識させる。5 度音程は同様に純正音程から約 18 セント広くされており、認識しやすい不協和がある。 | 5 平均律は強く協和するものも、著しく不協和になるものも存在しない。5 平均律の単位音程である 240 セントの音程は長 2 度と短 3 度の役割を兼ねる。そしてまた、960 セントの音程は長 6 度と短 7度の役割を兼ねる。4 度音程は 4:3 の純正音程から約 18 セント狭くされている。それはいくぶん「乾いた」音程として認識させる。5 度音程は同様に純正音程から約 18 セント広くされており、認識しやすい不協和がある。 | ||
| 324行目: | 324行目: | ||
<ul><li>0+1+3</li><li>0+2+3</li><li>0+1+3+4</li><li>0+2+3+4</li></ul> | <ul><li>0+1+3</li><li>0+2+3</li><li>0+1+3+4</li><li>0+2+3+4</li></ul> | ||
=メロディー= | ==メロディー== | ||
“スタンダード”なメロディーのために使うことが可能な、最も小さい平均律である。比較的大きい 240 セントのステップは、メロディー構築のための長 2 度として使われることができる。その音階は全音音階のほかに、ペンタトニックの特徴ももっている。 | “スタンダード”なメロディーのために使うことが可能な、最も小さい平均律である。比較的大きい 240 セントのステップは、メロディー構築のための長 2 度として使われることができる。その音階は全音音階のほかに、ペンタトニックの特徴ももっている。 | ||
=コードまたは音階は?= | ==コードまたは音階は?== | ||
どちらにしろ、始めたところからとても離れ、さ迷い歩くようなコードや音階を作るのは難しい。しかしながら、ペンタトニックと同じ形で、最低限のメロディーを作ることができる音階がある。 | どちらにしろ、始めたところからとても離れ、さ迷い歩くようなコードや音階を作るのは難しい。しかしながら、ペンタトニックと同じ形で、最低限のメロディーを作ることができる音階がある。 | ||
=なだらかにするコンマ= | ==なだらかにするコンマ== | ||
5 平均律 (<5 8 12 14 17 19|[[ヴァル|ヴァル (val)]])では、次のコンマを緩和する。 | 5 平均律 (<5 8 12 14 17 19|[[ヴァル|ヴァル (val)]])では、次のコンマを緩和する。 | ||