Tessyrrh1016 (トーク | 投稿記録)
編集の要約なし
Tessyrrh1016 (トーク | 投稿記録)
編集の要約なし
14行目: 14行目:
==理論==
==理論==
===歴史===
===歴史===
この調律システムへの関心は16世紀、作曲家のGuillaume Costeleyが1558年に自身のシャンソン「[[Seigneur Dieu ta pitié|Seigneur Dieu ta pitié <span style="font-size: 80%;">(en)</span> ]]」に使用した頃にさかのぼる。Costeleyはこの調律のサーキュレート的な性質を理解し、また欲しており、彼はこの調律を、純正長2度を3つのほぼ等しい間隔に分割するものと定義した。Costeleyは減3度などの音程を活用した作品も作った。減3度は19平均律としては意味を持つが、当時の他の調律システムでは意味のないものである。
この調律システムへの関心は16世紀、作曲家のGuillaume Costeleyが1558年に自身のシャンソン「''{{en仮リンク|Seigneur Dieu ta pitié|Seigneur Dieu ta pitié}}''」に使用した頃にさかのぼる。Costeleyはこの調律のサーキュレート的な性質を理解し、また欲しており、彼はこの調律を、純正長2度を3つのほぼ等しい間隔に分割するものと定義した。Costeleyは減3度などの音程を活用した作品も作った。減3度は19平均律としては意味を持つが、当時の他の調律システムでは意味のないものである。


1577年、音楽理論家のFrancisco de Salinasは、[[1-3コンマミーントーン|1/3-コンマミーントーン]]を提案した。その5度の大きさは約 694.786 セントである。19平均律の5度は約 694.737 セントであり、これは約12分の1セント程度低いだけに過ぎない。Salinasはオクターブをこの方法で19音に調律することを提案したが、19平均律と比べて1セントにも満たない差しかないので、彼の提案は実質19平均律であった。
1577年、音楽理論家のFrancisco de Salinasは、[[1-3コンマミーントーン|1/3-コンマミーントーン]]を提案した。その5度の大きさは約 694.786 セントである。19平均律の5度は約 694.737 セントであり、これは約12分の1セント程度低いだけに過ぎない。Salinasはオクターブをこの方法で19音に調律することを提案したが、19平均律と比べて1セントにも満たない差しかないので、彼の提案は実質19平均律であった。


1835年、数学者であり音楽理論家のWesley Woolhouseは、彼自身がより良いミーントーン調律だと考えている[[:en:50edo|50平均律]]などの、より実用的な代替手段としてこの音律を提案した([http://www.tonalsoft.com/sonic-arts/monzo/woolhouse/essay.htm Woolhouseのエッセイの要約])。
1835年、数学者であり音楽理論家のWesley Woolhouseは、彼自身がより良いミーントーン調律だと考えている{{en仮リンク|50平均律|50edo}}などの、より実用的な代替手段としてこの音律を提案した([http://www.tonalsoft.com/sonic-arts/monzo/woolhouse/essay.htm Woolhouseのエッセイの要約])。


===他の音律への近似として===
===他の音律への近似として===
19平均律の最も顕著な特徴は、ほとんど純正な短3度と、約7セント狭い完全5度・長3度を持っているため、[[:en:Meantone|ミーントーン]]音律に適した調律として機能する所である。また、長3度5つの音程が「12度」(=完全5度+1オクターブ)1つに等しいので、[[:en:Magic|マジック]]/[[:en:Muggles|マグルズ]]音律にも適している。
19平均律の最も顕著な特徴は、ほとんど純正な短3度と、約7セント狭い完全5度・長3度を持っているため、{{en仮リンク|ミーントーン|Meantone}}音律に適した調律として機能する所である。また、長3度5つの音程が「12度」(=完全5度+1オクターブ)1つに等しいので、{{en仮リンク|マジック|magic}}/{{en仮リンク|マグルズ|muggles}}音律にも適している。


しかし、これら全てに対して、より適した調律が存在する。例えば、19平均律の5度はミーントーンの通常の5度よりも低く、より正確な近似としては[[31平均律]]がある。同様に、マジック音律の[[ジェネレーターとピリオド|ジェネレーター]]は長3度であるが、これも19平均律では低く、[[:en:41edo|41平均律]]がより正確に合う。マグルズ音律には適した調律になるが、19平均律の場合はマジックと同じとなる。また、19平均律7ステップの上長3度は[[sensi|sensi <span style="font-size: 80%">(en)</span> ]]に使うことができる。sensiのジェネレーターはかなり高い長3度で、2つで長6度([[5/3]])に近似する。しかし、sensiの13-リミット近似には[[:en:27edo|27平均律]]や[[:en:46edo|46平均律]]の方がより適している。
しかし、これら全てに対して、より適した調律が存在する。例えば、19平均律の5度はミーントーンの通常の5度よりも低く、より正確な近似としては[[31平均律]]がある。同様に、マジック音律の[[ジェネレーターとピリオド|ジェネレーター]]は長3度であるが、これも19平均律では低く、[[:en:41edo|41平均律]]がより正確に合う。マグルズ音律には適した調律になるが、19平均律の場合はマジックと同じとなる。また、19平均律7ステップの上長3度は[[sensi|sensi <span style="font-size: 80%">(en)</span> ]]に使うことができる。sensiのジェネレーターはかなり高い長3度で、2つで長6度([[5/3]])に近似する。しかし、sensiの13-リミット近似には[[:en:27edo|27平均律]]や[[:en:46edo|46平均律]]の方がより適している。